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エアーコンプレッサーとは、空気を溜めて圧縮する機械のことです。壁の塗装やタイヤのボルト脱着、建築現場での釘打ちなど、さまざまな用途で使うことができます。このコラムでは、エアーコンプレッサーの種類やよくあるトラブルについてご紹介します。
エアーコンプレッサーには、DIY用の簡易的なものからプロ仕様の本格的なものまで、用途や大きさによってさまざまな種類があります。大きく分けると、以下の2つのタイプに分類されます。
機械の冷却や潤滑にオイルを使用するタイプです。耐久性が高く、長時間連続で使用できるのが特長です。ただし、販売価格が高価な傾向にあります。また、圧縮した空気の中にオイルが混入することがあるため、塗装のようなデリケートな作業には不向きです。主に業務用として使われます。
オイルを使わずに圧縮機を動かすタイプです。構造がシンプルで、比較的安価なモデルが多いのが特長です。オイル式に比べると耐久性が低く、連続使用時間も限られますが、メンテナンスが簡単で手軽に使えるため、DIYに適しています。
タンク容量は、手軽なもので10L程度、大型のものでは40L程度まであります。タンク容量が大きいほど、一度にたくさんの空気を放出できます。また、運転音は機種によって大きく異なるため、住宅街などでの使用を考えている場合は、静音タイプを選ぶと良いでしょう。
エアーコンプレッサーのトラブルで最も多いのが、電圧低下です。特に家庭用の100V電源で使える簡易タイプは電圧に弱いため、タコ足配線は避け、延長コードはできるだけ短くして使用することをおすすめします。
また、長年使用すると、圧縮機内部にゴミが付着し、圧縮効率が悪くなったり空気漏れを起こしたりします。これがモーターへの負荷となり、故障の原因となります。使用頻度にもよりますが、2〜4年に一度は内部の分解掃除をすると良いでしょう。
オイル式の場合は、オイル切れや交換忘れによる焼き付きトラブルも発生します。使用前には必ずオイル残量を確認する習慣をつけましょう。さらに、使用後には必ず「ドレン抜きバルブ」を開き、空気タンク内の水分を抜くことが重要です。
給油、水抜き、フィルター掃除などの簡単なメンテナンスであれば、ほとんどの方が問題なく対応できるでしょう。
内部のシリンダーなどの分解掃除は、専門的な知識や技術が必要です。故障した場合は、メーカーや専門の修理店に依頼するのが一般的です。
修理費用は、大きさや故障箇所によって大きく異なりますが、安くても数万円かかることが多いようです。簡易タイプの場合は、修理費用が新品の購入価格を上回ってしまうこともあるため、まずは症状を伝えて見積もりを出してもらうことをおすすめします。メーカーによっては、適切なアドバイスや簡単なメンテナンス方法を教えてくれる場合もあります。
エアーコンプレッサーは、日頃からしっかりメンテナンスを行うことで、故障を防ぎ、長く愛用できます。ぜひ、目的に合った一台を見つけて、大切に使ってください。
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